タンニングプライド認定レザー
認定番号:TP24-073
革について
- レザー品名
- パラフィン【ネイビー】
- タンナー(社名)
- 有限会社松本皮革製造所
- 代表者
- 松本 智和
- 創業年
- 1946年
- TEL
- 079-282-1180
- URL
- http://matsumotoleather.co.jp/
エイジングすることで風合いに高級感が出てきます。使用するたびに手に馴染むタンニン鞣し特有の味わいが魅力です。
タンナーについて
歴史・伝統
1946年(昭和21年)の創業以来、主に官需要靴並びに安全用甲革の専業メーカーとして名を馳せています。近年、力を入れているのは靴用防水革、鞄用防水革、ドラムヌメと機能性を備えた商品です。
市場のニーズに速やかに対応できる態勢を整え、技術、設備等も最新式の物を導入することに余念がなく、高品質なめし工場に認定されています。
現3代目社長は、元々は飲食店で働いていたという、タンナー界では異色の経歴の持ち主です。
独自の強み
分業で成り立っているタンナーの仕事において、外注を受けることはあっても、外注に依頼することがほとんどありません。原皮から100%自社で製造しているため、何かトラブルがあっても、すべてデータを残しており、その原因究明を迅速かつ徹底的に行えることが強みです。
こうした先進的な体制を維持・発展させていくために、必ず1年に1つ、新しいタンナーの機械を購入するようにしています。
My Tanning Pride
─タンナーの思い─
新しい機械を導入し続けて、新しいことをすることはもちろん大切ですが、今のクオリティを絶対に落とさないということを、社内ではいつも口を酸っぱくして言っています。
いいものづくりをしていれば、たとえ営業に行かなくても、メーカーさんたちがその評判を聞きつけて来てくれるのではないでしょうか。だから、とにかくいいものを妥協せずに、今あるクオリティを下げないように、毎日革を出しています。
そうして日々取り組むことは当然として、この先どうなるかは、きっと誰にもわからないでしょう。だから、生きている限りは、いま一緒に仕事をしているスタッフとともに頑張っていこうという覚悟です。
メンテナンス方法
お手入れ工程
今までお手入れされていない、またはご使用中の革製品は必ずクリーナーから使ってください。
革の汚れをおとす
①レザーソフトクリーナーの容器をよく振り混ぜます。付属のクリーナー用スポンジにレザーソフトクリーナーをしみ込ませ、泡が充分出るまでスポンジをよく揉みます。
②一度に行う作業範囲は、30cm四方程度を目安として行ってください。汚れの箇所に直接スポンジをあて、円を描くように擦り洗いします。必ずスポンジと革の間に泡が発生した状態で擦り洗いしてください。泡がない状態で作業を続けると、革を傷つけます。泡立ちが悪くなってきたら、乾燥した清潔な白い布やキッチンペーパーなどでスポンジの汚れを拭き取り、再度クリーナーをしみ込ませて、泡立ててから作業をしてください。充分に泡立てながら洗い、泡で汚れを浮かび上がらせ、洗い出すことがクリーニングのポイントです。
③浮かび上がった汚れを、乾く前に清潔で柔らかい白い布で拭き取り、自然乾燥させます。乾燥後に、まだ汚れが見える場合は、①~③の作業を繰り返してお手入れしてください。
使用後は、汚れたクリーナー用スポンジは清潔な水でよく洗い、完全に乾燥させてから保管してください。
新品の場合は、ここから
革の保護をします
④容器をよく振り混ぜます。革の表面が乾燥していることを確認してから、付属のクリーム用タッチアップクロスにレザープロテクションクリームを付け、表面が薄く濡れた感じになるよう均一に革全体を塗布します。塗布量の目安として、3人掛けソファ約50~80ml、バッグ約10~20mlを塗布します。
※ただし、革製品の面積や吸水性によっては、目安量以上の場合もあります。
細かい隙間や、汚れがたまりやすい部分などの塗り残しに注意してまんべんなく塗布し、そのまま自然乾燥させてください。直接、肌や頭髪が頻繁に触れる箇所、例えばソファの肘掛け、背もたれ、鞄の持ち手などは、2度塗り(乾燥後に)をお勧めします。乾燥後すぐに使用できますが、プロテクションクリームがしっかり浸透する48時間後に100%の汚れ防止効果が発揮されます。
※レザーソフトクリーナー、レザープロテクションクリームは、水で薄めずに、原液のままご使用ください。
※メンテナンスされる際は、必ずホコリを除去してから作業を行ってください。
(ホコリの除去は、革の表面を擦らず掃除機で吸い取ります)
※レザープロテクションクリームを塗布する場合は、必ずクリーナーで汚れを落としてからご使用ください。(新品であっても、汚れが見える場合は同様です)
※レザープロテクションクリームは、塗って自然乾燥させるだけの作業です。塗り込んだり、拭き取ったりする必要はありません。
※汚れの種類、古さや状態によっては、ソフトクリーナーで洗浄除去できない場合がございます。その際は、販売店、もしくはユニタスファーイースト株式会社にご相談ください。
ユニタスファーイースト
TEL.079-225-5588