Sustainability

本革を通して描く未来

地球環境だけでなく、生産する人、
製品にする人、販売する人、使う人、地域まで、
広く良い循環を生むTanning Prideの
サステナビリティとは

わたしたちの使命

タンナー、メーカーやファッションハウス、小売、メンテナンス、消費者まで、
革製品を愛する人たちの誇りを100年先の未来まで繋げること。
皆さまの想いをダイレクトに繋げる革新的なサプライチェーンとデジタル技術で、
責任ある高品質な革と、世界でも高く評価されるメンテナンスまでをお届けする。
そして革好きがのコミュニティを守り、地球環境や人、
地域にも末長く愛される皮革産業を発展させることです。

わたしたちの本革が
持続可能である理由

皮革製品で使用する原皮は家畜が食肉用に加工された際の畜産副産物であり、
昔から引き継がれているサステナブルな産業です。

皮革産業で使用される原皮99% 家畜が食肉用に加工された際の畜産副産物です。出典:Sustainability Report UNIC Italian Tanneries Y2022 日本国内で食肉として処理された牛・豚 成牛約105万頭→牛皮約5.8万トン※1頭あたり牛700kgの8%とした場合 豚1669万頭→豚皮約16.52トン※1頭あたり豚110kgとして9%とした場合 出典:一般社団法人日本タンナーズ協会 HP

日本でこの畜産副産物の牛皮、
豚皮をすべて廃棄すると

東京スカイツリーの約6倍の重量 ※東京スカイツリー(展望台含むタワー鉄骨総重量)約3.6万トン 出典:一般社団法人日本タンナーズ協会 HP

さらに世界で原皮が廃棄されていたら

排出されてしまう温室効果ガスは500万トン以上 世界で3億枚以上の皮が廃棄処分 出典:Sustainability Report UNIC Italian Tanneries Y2022

皮革産業は畜産副産物を活かし、
廃棄により発生する温室効果ガスを抑えているといえます。

なめしの工程における
持続可能性

タンニンなめし クロムなめし いずれも自然に土に戻ります

タンニンなめしは、植物の樹皮から抽出したタンニン(渋)を含む天然成分でなめします。
また、世界の革の85%を占めるクロムなめしは、3価クロム(塩基性硫酸クロム)でなめします。
3価クロムは、6価クロムと混同され、有害だと誤解されがちですが、実は人間の必須ミネラルのうちの一つであり、自然界にも存在します。
設備の整った工場で適切に使用されれば、環境負荷もほとんどなく、革も長持ちするため、
商品の誕生から廃棄までを考えるとエコななめし方法だと言えます。

本革とヴィーガンレザーの持続可能性の違いについては、さまざまな意見がありますが、
ヴィーガンレザーなどの合皮製品が占める天然成分は現状、30%程度とされており、
原料をシート状にするために、高い割合で石油由来物質を含んでいる可能性があります。

本革で持続可能な循環経済を

原皮を加工する際にでる副産物も
有効利用されています。

原皮を革にする際に出る副産物 脂肪分→食用、飼料用、工業用 固形分→飼料用、肥料用 特殊な用途としては、豚皮がやけどの治療用、エキス原料として精製、あるいは皮から抽出、精製されたコラーゲンが健康食品素材、化粧品の原料、医療用材料として利用されています。

姫路のにかわ産業は皮革産業の成長とともに、日本有数の産地として発展しており、
海外にも輸出しています。

姫路のにかわ産業のシェア にかわ100% ゼラチン20% コラーゲンペプチド 50%

にかわとは、皮を水と共に加熱して抽出した有機たんぱく質で、科学的には原料中に含まれるコラーゲンをその母体としています。天然成分の接着剤として用いられ、絵画の画面と絵の具を接着するものとしても用いられてきました。日本画制作や国宝級の文化財修復にも欠かせない、上質なにかわを製造できるのは姫路市高木地区だけとされ、日本美術界と深くつながっています。

皮革産業は副産物も有効活用され、
動物の資源を無駄なく使用する循環経済を姫路の地でつくり上げています。

さらに、本革は、長く使える製品として加工されます。

本革製品は正しくメンテナンスすることにより、100年以上美しさを保ちます。

本革は、長く使用できるだけでなく、他の価値のあるものにアップサイクルすることも可能です。

Tanning Prideを中心に
地域の魅力を創出

働きやすい環境

姫路のタンナーは福利厚生が整備された環境で働いています。
また、タンナーのコミュニケーションスポットであるペレテリアでは、
バランスの良い食事も提供され、憩いの場となっています。
さらに、スポーツジムやサウナも安価で利用でき、心身ともに健やかに働けます。

姫路の皮革産業の技術継承

ペレテリアでは姫路のタンナーの革見本が展示され、
革職人や革作家と素早くダイレクトにつながることができます。
さらに、姫路の皮革産業の歴史が学べ、
誰もがものづくりを体験できるスペースになっています。