わたしたちの基準
タンニングプライドは、
姫路レザーの中でも
特に厳しい独自の基準を定め、
品質を追求しています。
オリジナルの高い品質を
末永く保ち、
ご使用いただくために。
日本の産業製品に関する規格や測定法などを
定めた国家規格であるJIS規格。
外的環境から受ける耐久性などに対する
実用性について、
しっかりと基準を設けています。
それに対して、より厳しい基準を独自に設定し、
クリアした製品だけが
タンニングプライドを名乗ることが
できるのです。
革の品質を示す
染色堅牢度試験基準
タンニングプライドは、
染色堅牢度試験基準の中でも、
さまざまな生活シーンを想定した
テストを行っています。
そして、各テストでより
厳しい基準を設定しています。
テストの流れと検査基準
STEP 01
さまざまな生活シーンを
想定したテスト
革はさまざまな製品に加工されます。
そのためタンニングプライドは、
革製品の用途に応じて
さまざまなシーンを想定し、
染色堅牢度テストを行っています。
STEP 02
環境の変化を想定した抵抗性検査 (乾燥・湿潤)
使用中や保管中などの生活環境を想定し、
革にあえて負荷をかけるテストを実施。
乾燥と湿潤という2つの状態にて、
摩擦や水、汗、光などの作用に対する
抵抗性を検査します。
※JIS規格では、約2N(約200g)の荷重で100mmの長さを100回往復摩擦することが決められています。
それよりも重い荷重になると、より厳しい試験内容をクリアしたことになります。荷重に応じて往復摩擦も変えます。
STEP 03
染色の丈夫さの検査
染色摩擦堅牢度の試験機には2 種類の形式がありますが、一般的には「Ⅱ形」( にがた) と呼ばれる「学振形」を使用します。摩擦が終わったら綿布を試験機から取り外して、汚染用のグレースケールを使用して「汚染」の判定をすることにより堅ろう度の数値を決めます。「湿潤試験」では濡らした綿布を使用します。濡らす程度によって試験結果が大きく変わってきますので、濡らす程度(約100%の湿潤状態)もJ I S 規格で定められています。摩擦子に湿潤させた綿布を取り付け、乾燥試験の場合と同様に摩擦します。摩擦が終わったら試験機から取り外して、綿布を乾燥します。乾燥したら汚染用のグレースケールを使用して「汚染」の判定をすることにより堅ろう度の数値を決めます。
※一般的に判定は、「視感法」が用いられ、目視による判定で級数を決定します。
5 級~ 1 級の9 段階評価「1 、1 - 2 、2 、2 - 3 、3 、3 - 4 、4 、4 - 5 、5 級)となり、
数値が大きいほど染色に対して堅ろう性が優れているということになります。
TANNING PRIDE の革として認定
染色堅牢度試験基準一覧
タンニングプライド規格
革種類 | 試験種類 | 合格基準 |
---|---|---|
靴用レザー |
|
汚染3級以上 |
小物・鞄・衣料用レザー |
|
汚染3級以上 |
家具用レザー |
|
汚染3級以上 |
革種類 | 試験種類 |
---|---|
靴用レザー |
|
小物・鞄・ 衣料用レザー |
|
家具用レザー |
|
革種類 | 合格基準 |
---|---|
靴用レザー | 汚染3級以上 |
小物・鞄・ 衣料用レザー |
汚染3級以上 |
家具用レザー | 汚染3級以上 |
JIS規格
革種類 | 試験種類 | 合格基準 |
---|---|---|
甲用材料レザー |
|
汚染2級以上 |
革種類 | 試験種類 |
---|---|
甲用材料レザー |
|
革種類 | 合格基準 |
---|---|
甲用材料レザー | 汚染2級以上 |