タンニングプライド認定レザー

認定番号:TP23-001

革について

レザー品名
KOIWA【スカイブルー】 
タンナー(社名)
イサム製革
代表者
中島 一雄
創業年
1950年
TEL
079-224-5174

型押しを下地の段階で押し、加工中に揉み解し作業を数十時間行いシボをほぐしているのでナチュラルなシボ感が表現されています。
ほどよい柔らかさのある、ナチュラルなシボ感を出しているため、財布やバッグなど、小物レザージャケットなどに向いています。

タンナーについて

歴史・伝統

1950年代後半に設立。現代表の兄がドイツで、現代表がイギリスやイタリアへ製革技術やデザインなどを学びに留学したことが、姫路高木地区ではタンナーの海外留学が根付くきっかけとなった。
主力商品は、エナメルレザーやソフトレザーといった変遷をたどりつつ、30年ほど前から紳士靴用のガラスレザーに重きを置いている。また、さらなる品質の向上とともに、イサム製革はもちろん、製革産業の街という姫路のブランディングにも力を入れている。

独自の強み

色々な革を製造している中、特に自信を持っているのがガラスレザー。一般的なガラスレザーは2〜3万回の屈曲で吟浮き(吟面が浮き上がって表面に水膨れやシワができること)するのに対し、イサム製革では合成樹脂の乗せ方を工夫して、10万回曲げても吟浮きしない特別仕様のガラスレザーを開発。高品質かつ安定供給を実現した「クリスタルレザー®️」として商標登録し、絶大な信頼を得ている。

My Tanning Pride
─タンナーの思い─

やはり、仕事している以上お客様がいるので、そのお客様に対して、絶対喜んでもらえるものを、毎日安定してつくれるようにしよう、ということは、現場のみんなで徹底しています。
私たちが扱っているのは、生き物と言ってもよい、有機物です。だから、機械のトラブルや、気候や湿度などによって、革自体の表情が毎日変わってしまうなど何かしらが起こります。
それでも、安定供給を必ず維持しなければならない。そのため、もし何かあった場合は、チームに逐一報告するようにルールを徹底しています。そういうことが、お客さんに喜んでもらうことにつながる。そう信じて、日々革づくりに取り組んでいます。

インタビュー:中島 隆満

メンテナンス方法

レザーケアキットの写真

レザーケアキット

タンニングプライド専用キット
ご使用ください。

お手入れ工程

今までお手入れされていない、またはご使用中の革製品は必ずクリーナーから使ってください。

革の汚れをおとす

①レザーソフトクリーナーの容器をよく振り混ぜます。付属のクリーナー用スポンジにレザーソフトクリーナーをしみ込ませ、泡が充分出るまでスポンジをよく揉みます。

②一度に行う作業範囲は、30cm四方程度を目安として行ってください。汚れの箇所に直接スポンジをあて、円を描くように擦り洗いします。必ずスポンジと革の間に泡が発生した状態で擦り洗いしてください。泡がない状態で作業を続けると、革を傷つけます。泡立ちが悪くなってきたら、乾燥した清潔な白い布やキッチンペーパーなどでスポンジの汚れを拭き取り、再度クリーナーをしみ込ませて、泡立ててから作業をしてください。充分に泡立てながら洗い、泡で汚れを浮かび上がらせ、洗い出すことがクリーニングのポイントです。

③浮かび上がった汚れを、乾く前に清潔で柔らかい白い布で拭き取り、自然乾燥させます。乾燥後に、まだ汚れが見える場合は、①~③の作業を繰り返してお手入れしてください。

使用後は、汚れたクリーナー用スポンジは清潔な水でよく洗い、完全に乾燥させてから保管してください。

新品の場合は、ここから

革の保護をします

④容器をよく振り混ぜます。革の表面が乾燥していることを確認してから、付属のクリーム用タッチアップクロスにレザープロテクションクリームを付け、表面が薄く濡れた感じになるよう均一に革全体を塗布します。塗布量の目安として、3人掛けソファ約50~80ml、バッグ約10~20mlを塗布します。

※ただし、革製品の面積や吸水性によっては、目安量以上の場合もあります。
細かい隙間や、汚れがたまりやすい部分などの塗り残しに注意してまんべんなく塗布し、そのまま自然乾燥させてください。直接、肌や頭髪が頻繁に触れる箇所、例えばソファの肘掛け、背もたれ、鞄の持ち手などは、2度塗り(乾燥後に)をお勧めします。乾燥後すぐに使用できますが、プロテクションクリームがしっかり浸透する48時間後に100%の汚れ防止効果が発揮されます。

※レザーソフトクリーナー、レザープロテクションクリームは、水で薄めずに、原液のままご使用ください。

※メンテナンスされる際は、必ずホコリを除去してから作業を行ってください。
(ホコリの除去は、革の表面を擦らず掃除機で吸い取ります)

※レザープロテクションクリームを塗布する場合は、必ずクリーナーで汚れを落としてからご使用ください。(新品であっても、汚れが見える場合は同様です)

※レザープロテクションクリームは、塗って自然乾燥させるだけの作業です。塗り込んだり、拭き取ったりする必要はありません。

※汚れの種類、古さや状態によっては、ソフトクリーナーで洗浄除去できない場合がございます。その際は、販売店、もしくはユニタスファーイースト株式会社にご相談ください。