タンニングプライド認定レザー

認定番号:TP23-011

革について

レザー品名
オイルコードバン
タンナー(社名)
有限会社 新喜皮革
代表者
新田 芳希
TEL
079-224-8136
URL
https://shinki-hikaku.jp

下地は染料で染め、仕上げまで染料で吹き付け、さらにオイルを入れカゼインを吹き付けグレージング(摩擦)する。下地模様が見えるようなイメージで革本来の味わい深さを楽しみやすい。
水分や汚れを吸いやすく、目立つため、取扱は注意する事。

タンナーについて

歴史・伝統

1951年に「馬革製造・新田商店」として創業。1970年に「新喜皮革」へ改称し、1998年に「有限会社新喜皮革」へ法人化しました。世界屈指の馬革タンナーを自負しており、馬革専業のタンナーとして、「ニューレザーコンテスト 姫路市長賞」をはじめ、受賞歴多数。
コードバン製造へのいち早い取り組み、現代表・新田 芳希氏のフランス皮革学校留学、近年ではYou Tubeチャンネル開設など、常に先を行く新たな取り組みをし続けています。







独自の強み

日々技術の研鑽を積み重ね、馬革の製造を一筋に手掛けてきたタンナーです。欧州から馬皮を輸入して、原皮からコードバンとホースハイドを鞣し、仕上げまでの工程を自社で一貫生産する。これを実践できている日本で唯一のタンナーとして、国内外で定評があります。また、レザーの問屋やメンテナンス会社と強固な信頼関係で結ばれたネットワークを構築しており、エンドユーザーの製品購入後までを見据えた商品開発・販売活動をしています。







My Tanning Pride
─タンナーの思い─

先代から教えられ、自分も常に意識しているのは、「命の副産物を生かしたい」ということです。私たちタンナーの仕事は、食肉加工された後の原皮へ再び魂を吹き込み、原皮を「革」に蘇らせること。だから、動物に対する感謝の思いを忘れたことはありません。
また、創業以来、技術と情熱と時間を徹底的につぎ込み馬革の品質を高めてきた歴史があります。私たちがなすべきことは、手間を惜しまず、技術力を高めて、価値ある馬革を広く世に送り出すことです。そのために、試行錯誤を繰り返しています。
これからも、皆様へ最高級のコードバンとホースハイドを供給できるよう、社員一同一生懸命製造に勤しんでまいります。







メンテナンス方法

レザーケアキットの写真

レザーケアキット

タンニングプライド専用キット
ご使用ください。

お手入れ工程

今までお手入れされていない、またはご使用中の革製品は必ずクリーナーから使ってください。

革の汚れをおとす

①レザーソフトクリーナーの容器をよく振り混ぜます。付属のクリーナー用スポンジにレザーソフトクリーナーをしみ込ませ、泡が充分出るまでスポンジをよく揉みます。

②一度に行う作業範囲は、30cm四方程度を目安として行ってください。汚れの箇所に直接スポンジをあて、円を描くように擦り洗いします。必ずスポンジと革の間に泡が発生した状態で擦り洗いしてください。泡がない状態で作業を続けると、革を傷つけます。泡立ちが悪くなってきたら、乾燥した清潔な白い布やキッチンペーパーなどでスポンジの汚れを拭き取り、再度クリーナーをしみ込ませて、泡立ててから作業をしてください。充分に泡立てながら洗い、泡で汚れを浮かび上がらせ、洗い出すことがクリーニングのポイントです。

③浮かび上がった汚れを、乾く前に清潔で柔らかい白い布で拭き取り、自然乾燥させます。乾燥後に、まだ汚れが見える場合は、①~③の作業を繰り返してお手入れしてください。

使用後は、汚れたクリーナー用スポンジは清潔な水でよく洗い、完全に乾燥させてから保管してください。

新品の場合は、ここから

革の保護をします

④容器をよく振り混ぜます。革の表面が乾燥していることを確認してから、付属のクリーム用タッチアップクロスにレザープロテクションクリームを付け、表面が薄く濡れた感じになるよう均一に革全体を塗布します。塗布量の目安として、3人掛けソファ約50~80ml、バッグ約10~20mlを塗布します。

※ただし、革製品の面積や吸水性によっては、目安量以上の場合もあります。
細かい隙間や、汚れがたまりやすい部分などの塗り残しに注意してまんべんなく塗布し、そのまま自然乾燥させてください。直接、肌や頭髪が頻繁に触れる箇所、例えばソファの肘掛け、背もたれ、鞄の持ち手などは、2度塗り(乾燥後に)をお勧めします。乾燥後すぐに使用できますが、プロテクションクリームがしっかり浸透する48時間後に100%の汚れ防止効果が発揮されます。

※レザーソフトクリーナー、レザープロテクションクリームは、水で薄めずに、原液のままご使用ください。

※メンテナンスされる際は、必ずホコリを除去してから作業を行ってください。
(ホコリの除去は、革の表面を擦らず掃除機で吸い取ります)

※レザープロテクションクリームを塗布する場合は、必ずクリーナーで汚れを落としてからご使用ください。(新品であっても、汚れが見える場合は同様です)

※レザープロテクションクリームは、塗って自然乾燥させるだけの作業です。塗り込んだり、拭き取ったりする必要はありません。

※汚れの種類、古さや状態によっては、ソフトクリーナーで洗浄除去できない場合がございます。その際は、販売店、もしくはユニタスファーイースト株式会社にご相談ください。