タンニングプライド認定レザー
認定番号:TP23-028
革について
- レザー品名
- ステアオイルアニリン(牛革)
- タンナー(社名)
- カドヤ商店
- 代表者
- 角谷 美彰
- 創業年
- 1949年(昭和24年)
- TEL
- 079-225-3366
- URL
- http://www.umakawa.com
タンナー・カドヤ商店の飽くなき探究心と類まれな技術から生み出された、たいへん個性的な牛革です。
長年にわたり「馬革製造の専門タンナー」としてお客様の満足を追求してきたカドヤ商店が、馬革の鞣し技術を牛革に応用。極めてしなやかで、ジャッケットにすれば包み込むようなフィット感を実現することができます。また、透明感のあるオイルでツヤを出すことによって、ラグジュアリーな質感を演出しています。
タンナーについて
歴史・伝統
1949年(昭和24年) に設立。祖父から3代続く、馬革を主体に扱う日本でも有数のタンナーです。
独自の製法によって、馬革本来の風合いを生かしながら、よりソフトでしなやかなヌメ革を開発。ナチュラルなタンニング技術は、業界でも定評があリます。
また、昨今は馬革の鞣し技術を牛革に応用するなど、他では真似のできない品質を追求しています。
独自の強み
馬革を中心に扱うタンナーとして、30近くもの工程による独自の製法、厳重な品質管理を徹底しています。
特筆すべきは、メーカーが製造した製品のまま染める「製品染め」に20年以上取り組んでいることです。通常は素材の状態でその革独自の風合いを出すのですが、カドヤ商店では製品のまま実施できる技術力を誇ります。世界に一つの表情を見せ、ヴィンテージ感が漂う仕上がりは、革好きには堪らない深い味わいを醸し出していると評判です。
My Tanning Pride
─タンナーの思い─
まず、自分たちがつくった革をできるだけ身につけるようにしています。ユーザーとしての感想だったり、そこから見えてくるものがあるからです。
革をつくる過程では、コミュニケーションを特に大事にしています。たとえば、メーカーさんから染め直しの依頼があって、素材の性質でうまくいかないという場合。ただ「できません」と突っぱねるのではなく、無理な要求をそのまま受け入れるのでもなく、きちんと話し合うことを心がけています。お互いが対応すべきポイントを明確にし、協力し合って解決していく。その結果、製品の品質は向上し、メーカーさん、ひいてはエンドユーザー様との信頼関係もよりいっそう固くなっていく。それが、私たちのスタイルです。
メンテナンス方法
お手入れ工程
今までお手入れされていない、またはご使用中の革製品は必ずクリーナーから使ってください。
革の汚れをおとす
①レザーソフトクリーナーの容器をよく振り混ぜます。付属のクリーナー用スポンジにレザーソフトクリーナーをしみ込ませ、泡が充分出るまでスポンジをよく揉みます。
②一度に行う作業範囲は、30cm四方程度を目安として行ってください。汚れの箇所に直接スポンジをあて、円を描くように擦り洗いします。必ずスポンジと革の間に泡が発生した状態で擦り洗いしてください。泡がない状態で作業を続けると、革を傷つけます。泡立ちが悪くなってきたら、乾燥した清潔な白い布やキッチンペーパーなどでスポンジの汚れを拭き取り、再度クリーナーをしみ込ませて、泡立ててから作業をしてください。充分に泡立てながら洗い、泡で汚れを浮かび上がらせ、洗い出すことがクリーニングのポイントです。
③浮かび上がった汚れを、乾く前に清潔で柔らかい白い布で拭き取り、自然乾燥させます。乾燥後に、まだ汚れが見える場合は、①~③の作業を繰り返してお手入れしてください。
使用後は、汚れたクリーナー用スポンジは清潔な水でよく洗い、完全に乾燥させてから保管してください。
新品の場合は、ここから
革の保護をします
④容器をよく振り混ぜます。革の表面が乾燥していることを確認してから、付属のクリーム用タッチアップクロスにレザープロテクションクリームを付け、表面が薄く濡れた感じになるよう均一に革全体を塗布します。塗布量の目安として、3人掛けソファ約50~80ml、バッグ約10~20mlを塗布します。
※ただし、革製品の面積や吸水性によっては、目安量以上の場合もあります。
細かい隙間や、汚れがたまりやすい部分などの塗り残しに注意してまんべんなく塗布し、そのまま自然乾燥させてください。直接、肌や頭髪が頻繁に触れる箇所、例えばソファの肘掛け、背もたれ、鞄の持ち手などは、2度塗り(乾燥後に)をお勧めします。乾燥後すぐに使用できますが、プロテクションクリームがしっかり浸透する48時間後に100%の汚れ防止効果が発揮されます。
※レザーソフトクリーナー、レザープロテクションクリームは、水で薄めずに、原液のままご使用ください。
※メンテナンスされる際は、必ずホコリを除去してから作業を行ってください。
(ホコリの除去は、革の表面を擦らず掃除機で吸い取ります)
※レザープロテクションクリームを塗布する場合は、必ずクリーナーで汚れを落としてからご使用ください。(新品であっても、汚れが見える場合は同様です)
※レザープロテクションクリームは、塗って自然乾燥させるだけの作業です。塗り込んだり、拭き取ったりする必要はありません。
※汚れの種類、古さや状態によっては、ソフトクリーナーで洗浄除去できない場合がございます。その際は、販売店、もしくはユニタスファーイースト株式会社にご相談ください。
ユニタスファーイースト
TEL.079-225-5588